KENWOOD L−07D. 4台目修理記録
 木箱に収まり、韓国へ行く   梱包はこちらを参考  平成26年8月2日到着   10月5日完成
X. 到着時の梱包状態

A. 修理前の状況

  • 私が韓国人で、韓国に住んでいます。
    今回、日本ヤフーオクションで Kenwod L-07d を落札しました。
    オーバーホール修理をお願いしたいと思います。
    落札は下記。
    http://page24.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q27164799

B. 原因
  • 経年劣化があり、特にアームは激しい。
    メカニカルブレーキの効きが悪い、特に33回転時。
    停止時、45回転時に回路が発振気味でタンテーブルが暫く振動している。
    電気ブレーキは動作せず。
    前回の修理ミスあり。


K. 木部架台修理状況 別ファイルが開きます

M. アーム修理状況 別ファイルが開きます

C. 電源部修理状況
  • 電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    半固定VR交換。
    OP−AMP交換。
    C−MOS−IC交換。
    PLL_IC交換。
    整流ダイオード交換。


D. 本体修理状況
  • 電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    アーム修理。
    メカニカルブレーキ修理。
    付属出力RCA(PU)ケーブルのRCAコネクター交換(WBT0101使用)。
    4本の足、分解清掃・注油。
    モーター分解清掃・注油。

E. 使用部品
  • 半固定VR                          7個。
    電解コンデンサー                     12個。
    OP−AMP                          5個。
    C−MOS−IC                        6個。
    RCAコネクター(WBT0101使用)          1組2個。
    PLL_IC(MSM5891)                  1個。
    整流ダイオードブリッジ                   1個。


       
F. 調整・測定

G. 修理費         150,000円  「オーバーホール修理」

T. 木箱に収まり、韓国へ行く

S. KENWOOD L−07D の仕様(カタログ・マニアルより)

X. 出品会社から到着時の梱包状態。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
X1. 梱包の状態。
X2. 梱包の状態。 プチプチで包み、ダンボールで巻いただけ!
X3. 梱包の状態。 アームは取り外し、別梱包で送る様に忠告したはず!
A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A20. 点検中 上から見る
A21. 点検中 ターンテーブルカバーを外し、上から見る。
A22. 点検中 スタビライザーを外し、上から見る。
A23. 点検中 タンテーブルを外し、上から見る。
A24. 点検中 メカニカルブレーキ。 効きが悪い、特に33回転時。
A31. 点検中 ターンテーブルカバー
A32. 点検中 ターンテーブルカバー裏。 スタビライザーとのすれで外周にキズが多い
A33. 点検中 タンテーブルシート(スタビライザー)。
A34. 点検中 タンテーブルシート(スタビライザー)裏。
A35. 点検中 タンテーブル。
A36. 点検中 タンテーブル裏。
A41. 点検中 下から見る。
A42. 点検中 本体コネクター形状
A81. 点検中 電源・制御部、 前から見る
A82. 点検中 電源・制御部、 前右から見る
A83. 点検中 電源・制御部、 後から見る
A84. 点検中 電源・制御部、 後左から見る
A85. 点検中 電源・制御部、 上から見る
A86. 点検中 電源・制御部、 下から見る
A87. 点検中 電源・制御部、 下前から見る
A88. 点検中 電源・制御部、 下前左から見る
A89. 点検中 電源・制御部、 下後から見る
A8A. 点検中 電源・制御部、 下後右から見る
A8B. 点検中 電源・制御部、 コード類。
A71. 点検中 電源・制御部、 ケースを取り、上から見る。
A72. 点検中 電源・制御部、 ケースを取り 清掃後、上から見る。
A73. 点検中 電源・制御部、 右から見る
A74. 点検中 電源・制御部、 左から見る
C. 電源部修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 電源定電圧基板
C12. 修理後 電源定電圧基板 電解コンデンサー3個交換
C122. 完成電源定電圧基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C13. 修理前 電源定電圧基板裏
C14. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板裏。 フイルムコンデンサー2個追加。
C15. 完成電源定電圧基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C16. 修理前 電源定電圧基板、 ラッピング
C17. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板、 ラッピングに半田をしみこませる。
C18. 修理前 電源定電圧基板、 ラッピング2
C19. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板、 ラッピング2に半田をしみこませる。
C21. 修理前 制御基板
C22. 修理後 制御基板
         PLL_IC1個、OP−AMP4個、半固定VR7個、電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー1個交換
C24. 制御基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C242. 完成制御基板。 結局全IC交換。
C25. 修理前 制御基板裏
C252. 修理前 制御基板裏。 放熱器止めビスのナイロン製ワッシャ。
C253. 修理後 制御基板裏。 放熱器止めビスをベーク製ワッシャに交換。
C26. 修理(半田補正)後 制御基板裏
C27. 完成制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C31. 修理前 SW基板
C32. 修理後 SW基板、電解コンデンサー1個交換
C33. 修理前 SW基板裏
C34. 修理(半田補正)後 SW基板裏
C35. 完成SW基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C36. 修理前 SW基板裏、 ラッピング
C37. 修理(半田補正)後 SW基板裏、 ラッピングに半田をしみこませる。
C38. 修理前 SW基板裏、 ラッピング2
C39. 修理(半田補正)後 SW基板裏、 ラッピング2に半田をしみこませる。
C41. 修理前 電源トランス。 錆が多い。
C42. 修理(塗装)後 電源トランス。 錆を落とし、ラッカーを噴く。
C43. 修理前 電源トランス反対側。 錆が多い。
C44. 修理(塗装)後 電源トランス反対側。 錆を落とし、ラッカーを噴く。
C61. 修理前 電源・制御部
C62. 修理後 電源・制御部
C63. 修理前 電源・制御部、 右から見る
C64. 修理後 電源・制御部、 右上から見る
C65. 修理前 電源・制御部、 左から見る
C66. 修理後 電源・制御部、 左から見る
D. 本体修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
D11. 修理中 足、モータ、木製架台を取る
D12. 修理中 足、モータ、木製架台を取る
D13. 修理中 基板、足、モータ、木製架台を取る
D21. 修理前 AMP・コネクター基板取り付け部
D22. 修理前 AMP・コネクター基板を取り出す
D23. 修理後 AMP・コネクター基板。 電解コンデンサー4個交換。
D24. 完成AMP・コネクター基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
D25. 修理前 AMP・コネクター基板裏
D26. 修理(半田補正)後 AMP・コネクター基板裏
D27. 完成AMP・コネクター基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
D31. 修理前 操作基板
D312. 修理前 操作基板。 配線の被覆が後退している。
D32. 修理後 操作基板。 電解コンデンサー3個交換。
D33. 完成操作基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
D34. 修理前 操作基板裏
D35. 修理(半田補正)後 操作基板裏
D36. 完成操作基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
D41. 修理中 ブレーキ分解・点検・清掃・給油
D51. 修理中 モーター上から見る
D52. 修理中 モーター下から見る
D61. 修理中 回転センサー(発電機)=FGコイル。
D62. 修理後 回転センサー(発電機)に絶縁コートを塗る。
D63. 修理中 モータ軸受け、上。
D64. 修理中 モータ軸受け、下。
D71. 修理前 フィールドコイル。
D72. 修理後 フィールドコイル、絶縁コーテイングで押さえる。
D81. 修理中 回転子上磁石。
D82. 修理後 回転子上磁石。錆防止の為、軽くCRCを塗布
D91. 修理中 回転子軸。
D92. 修理中 軸受け玉、グリス(オイル)が殆ど無く錆が発生!
D93. 修理中 軸受、グリス(オイル)が殆ど無く錆が発生!
DA1. 修理中 前右足の点検・清掃・給油
DA2. 修理中 前左足の点検・清掃・給油
DA3. 修理中 後右足の点検・清掃・給油
DA4. 修理中 後左足の点検・清掃・給油
DB1. 全ての修理交換部品
DC1. 修理前 上から見る
DC2. 修理後 上から見る
DC3. 修理前 下から見る
DC4. 修理後 下から見る
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 調整・測定  
E21. 33回転PLL制御波形
E22. 45回転PLL制御波形
E31. 33回転ストロボ測定
E32. 45回転ストロボ測定
T. 木箱に収まり、韓国へ嫁ぐ。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
輸送は SGHグローバル・ジャパン  使用。
輸送費用。
 (輸出クーリエ料金33,700円+航空燃料加算料金3,370円+輸出保険3,000円+規格外手数¥2800)×1.08=46,300円
  +「木箱作り+梱包費用」=20,000円

T1. 架台を支えるダンボール。
T2. 架台を支えるダンボール。 真ん中にタンテーブルシート(スタビライザー)を収納。
T3. 架台を収納。
T31. モーター軸の固定。
T4. 架台を押さえる(2段目の支え)。
T5. ダンボール入りした電源部、アーム、プラッタを収納。
T6. 上蓋を乗せて完了。 箱の大きさ、幅=66cm幅×奥行=53cm×高さ=36cm。 重量50kg
T7. 木箱の横には取って穴を空ける。 底板には足を付ける。
T71. 木箱の横には取って穴を空ける。 ドライバーの為に、バリを押さえにボンドで固める。
S. KENWOOD L−07D の仕様(マニアルより) 
型式 ダイレクトドライブターンテーブル L−07D
フォノモーター部
駆動方式 ダイレクトドライブ
モーター クォーツPLLリバーシブルサーボスロットレスDCモーター
最大トルク 2.5kg・cm以上(電子ブレーキ内蔵)
ターンテーブル 直径33cmアルミダイキャスト+ジュラルミン複合構造、重量2.9kg
ターンテーブルシート 非磁性体(サス303)ステンレス2.6kg
慣性モーメント 1.025ton・cm2(ターンテーブルシート含む)
回転数 33 1/3、45rpm
ワウフラッター 0.01%以下(ロータリーエンコーダー)
0.004%以下(FG直読法)
0.016%以下(WRMS)
SN比 94dB(DIN-B)
65dB(JIS)
トランジェント負荷特性 0.00015%以下(400Hz、33 1/3、20g・cm負荷)
0.00008%以下(1kHz、33 1/3、20g・cm負荷)
定常負荷特性 0%(針圧120gまで)
起動特性/停止特性 2.5秒以内
回転数偏差 0%(測定限界外)
時間ドリフト 0%(測定限界外)
温度ドリフト 0%(測定限界外)
電源電圧特性 0%(±10V)
トーンアーム部
型式 スタティックバランスユニバーサルタイプJ字型アーム
アーム実効長 245mm
オーバーハング 15mm
トラッキングエラー +2゜26'〜、-1゜11'〜、+1゜48'(センターから50mm〜150mm)
針圧可変範囲 0〜2.0g(0.1gステップ)
適用カートリッジ重量 0〜9g(付属シェル使用時)
9g〜22g(サブウェイト使用時)
適用カートリッジ重量 10g〜34g
付属シェル カーボンファイバー積層ヘッドシェル12g
アーム高さ調整 6mm
総合特性
付属機構 スタティック型アンチスケーティング
ヘリコイド方式アーム高さ調整
コレットチャック方式アームロック
大型アームコネクター(ロックナットつき)
リッツ2芯シールドオーディオコード
無反動オイル式アームエレベーション
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 10W(電気用品取締法)
寸法/重量/価格
外形寸法 本体=幅555×高さ160×奥行470mm
    幅555×高さ160×奥行489mm(最大外形寸法、1982年記載)
電源、コントロールユニット=130(幅)×110(高さ)×356(奥行)mm
重量 本体=33kg
    33.8kg(最大外形寸法、1982年記載)
電源、コントロールユニット=4.1kg
価格 \380,000(1979年発売)
\450,000(1982年頃)
               l-07d-4-40〜4i       l-07d-4-3z
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。
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