車の高周波雑音対策(無線機器用)平成28年
1.一般的な注意はこちら参照。

2.目的、現状はこちら参照。

3.方法はこちら参照。

E1. アースライン強化、使用する配線。
E12. アースライン強化、使用する配線。 圧着後半田を盛る。
E13. キャブレータから車体。
E14. ラジエータから車体、左側。
E15. ラジエータから車体、右側。
E16. アースライン強化、バッテリから、エンジン、車体、ダイナモへ配線する。
4.上記は殆どイグニッションノイズ対策が主です
  以下は、個々の限定された、ノイズ対策。

5.帯電雑音軽減の場合
  導電ゴム、鎖、ピアノ線を地面に触れさせておく。
  引っかからないように注意、小生は、1mmピアノ線を使用

6.車の機器から出る場合
  現在の車は、集中アース方式になっており。これがANTになる場合あり。
  暖冷房用フアンからの雑音はモータの所にパスコンを取り付け、
  最短距離でアースを補強する。
  ケースが樹脂製の場合全体を銅テープでシールドしアースする。
  ワイパーモータ、EGI、燃料ポンプ等も同様にする。
  「パスコン」=バイパス・コンデンサー

7.オルタネータ(発電器)のノイズ対策

 A. 所謂、受信時、送信時にエンジン回転に比例して「ヒューン ヒューン」の音のことです。
  この対策は、暖冷房用フアン、ワイパーモータの雑音も消してくれます。
 B. 原因 殆どは送信マイクアンプ、受信AFアンプの初段に供給される電源から回り込む。
   特に古いリグはここのパスコンの容量抜け。
   希に、VCOの回り込む場合が有ります。
   この場合は、定電圧回路の出入口のパスコンの容量抜け。
   バッテリーが弱るとこの傾向が強くなります。
   リグの電源をバッテリ−から直付けでとる事で軽減できます。(+−共に)
   希に、オルタネータのアースラインが弱い場合もあります。
   オルタネータの整流ダイオードのネジとバッテリの−極を接続します。
   「トヨタ・カローラ・レビン」の平成元年前後の車、排気熱で接触不良になる。


 対策1. リグを開けられる人、安く出来ます 
   パスコンを大きくする。
   ブリーダの抵抗を、トランスに替える。トロイダルコアーでも可(低周波用)

 対策2. リグを開けられない人、簡単です
   電圧5〜20V、電流容量10A位(10W器)、20A(50W器)
   くらいの電源トランスを用意する。
   この巻き線を通してリグに電源を供給する。
   トランスの出入り口にはパスコンを取り付ける
   容量は、0.1μ+1μ+10μ+100μ+1000μ+10000μをパラレル(並列)に取り付ける。
   なを、100Vの巻き線に取り付ける方法がありますが、
   高圧コンデンサーが入手出来る人以外だめです
   ACラインフイルターも使用出来ます。
   但し、この方法は電源電圧が下がりますので、送信出力が下がります。

8.面倒くさい人向きで、結構効果がある方法
  高性能バッテリー(容量の大きな物)に交換する。
  バッテリーの型式をみて、95-31D、80-26D、50-24B、40-19D等が書いてあります。
  この数字の後ろ2文字がバッテリ−の幅、頭の2文字がバッテリーの容量なので、
  この中から、前の数字の大きいのに変える。
  場所が、あれば大きいのを取り付ける方が、安く上がります。
  但し、26D以上と24B以下は、端子の交換が必要です。

9.無線専用のバッテリ−を取り付ける方法

  エンジンルームや後ろのトランクに増設する。

10.最後に、参考に小生の場合
  トヨタの8年クレスタ2500、標準バッテリーは55Bでしたが、
  85Dに変更(電極の金具、取り付けヒンジ取り替え必要)
  無線機用55Bは後ろのトランクに搭載し、ここから無線機に電源供給する。
  55Bは全体をビニール袋で覆い、ビニールホースで車外に通気している。
  55B充電は、ダイナモが発電時、充電が開始されます。
  よって、55Bは直接車使用の85Dと接続されておらず、
  安心して無線機を使用できます。
 ノイズ対策
  上記方法で、3.5/7MHZとも、メータは振れませんが、
  わずかにイグニッションノイズが入ります。内臓のNBで消えています。
  U/Vは完全に抑えています。
  最近、偶然にも50MがSWRが落ち(3/4γ)、使用はじめました所、
  メータは2位振れ、イグニッションノイズが入ります。
  内臓のNBでは完全に消えていません。
鉛蓄電池(バッテリー)の上手な使用方法
1.保存及は出来るだけ、満充電の状態にする。
  使用後は出来るだけ早く、満充電の状態にする。
  放電状態を放置すると、硫酸鉛の結晶が析出し、容量が減る。
  この硫酸鉛の結晶がくせ者で、非水溶性で、電気を通さない。
2.長持ちさせる使用方法は、常に満充電の状態で使用する。
  此のあたりは、人間の生き方と同じです?
  毎日の仕事は、さほどのことはないはず。
  何時も、疲れた!疲れた!と言いながらの人は、完全放電状態が近い。
  黙々と仕事をする人は、満充電の状態に近い。
  車に搭載するバッテリーも出来るだけ容量の大きいのが良い。
3.回復の方法
  通常の充電が終了後(10時間放電電流、55Bで5Aで15時間)
  50時間放電電流、1〜2Aの電流を連続で丸2日充電する。
  この時バッテリーの温度上昇に注意、40度以下に保つこと。
  温度が、上がっているようでしたら、充電電流を下げる。
  偶に、バッテリを揺すること、又、各層の栓は緩めておくこと。
  こうすると、希硫酸の濃度が上がり、又揺らすことのより、
  析出した硫酸鉛が解け、極坂の面積が増し、容量が回復する。
  回復の目安は、バッテリーの横の膨らんだ部分が平らになる時期。
  是でも、平らにならない場合、更に、1〜5日そのまま放置し
  その後、1〜2Aの電流を連続で丸2日充電する。
  この時に市販されている、バッテリー復活剤(白い硫酸鉛)を加えると
  なお一層の効果が有ります。  
  この時、バッテリー液の補充をする事。
  しかし、いわゆるメンテナンスフリーと呼ばれる製品の一部は、
  液の補充が出来ない物もあり。
4.回復出来ないバッテリー
  両極坂がショートしている物。
  メインの電極が断線している物。
  硫酸鉛の結晶析出が多くて、電流が流れない物。
5.小生の場合
  トヨタの8年クレスタ2500、標準バッテリーは55Bでしたが、
  85Dに変更(電極の金具、取り付けヒンジ取り替え必要)
  無線機用55Bは後ろのトランクに搭載し、ここから無線機に電源供給する。
  55Bは全体をビニール袋で覆い、ビニールホースで車外に通気している。
  55B充電は85Dの充電が終わり電圧上昇後、ダイナモが発電時、
  55Bに充電が開始されます。
  よって、55Bは直接車使用の85Dと接続されておらず、
  安心して無線機を使用できます。
6.配線の注意
  バッテリーから無線機に電源を取る場合、バッテリーから20Cm以内に
  この配線を保護する為の、ヒューズを取り付けること。
  最近の車は、「PL法」の為か、ここらが徹底しています。
  衝突時等に電線が火を噴かないようにするためです。
  電線の太さとヒューズ容量の目安
   2mm2−−20A
   3.5mm2−−30A
   5.5mm2−−40A
  ヒューズフォルダーが足らない場合はパラにすると良い。
  リグのコネクター近くのはリグを保護する物。
  リグが一台の場合はコネクター近くのは不要です。
  又「−側」のコネクターのヒューズは不要です。
  これは、メーカーが「+−」の逆接続保護の為です。
7.その他注意
  機器、アースジャンパー等を取り付ける場合、車に穴を開けない事。
  穴を開けると、強度が下がる為。
 
鉛蓄電池(バッテリー)の回復作業中
LOWバンド・モービルANTの製作です。参考になれば??

1. 3.5MHZのモービルANT
センターローディング方式
使用センターローディングコイル=コメットのHA035を使用
HA-035の元の部分は折れるようになっているので、「ヒシチューブ」等で固定します。
ローディングコイルから下のエレメント長さ=1150mm
ローディングコイルから上のエレメント長さ=445mm
全長=2010mm
使用範囲=3530KHZ〜3550KHZ
     SWRが2.0で使用可能
     3530KHZ以下の場合は、金属のクリップを上のエレメントに
     挟むと20KHZ下がります
地上高2510mmです
小田原の局/北海道の局とPM6時に繋がりました。
改良点
もう少し、ローディグコイルの下を長くしたい!
市販のステンレス棒は1m長が一般です。
コイルのインダクタンスを減らし全長をもう少し長くしたい。
2. 7MHZのモービルANT その1
センターローディング方式
使用センターローディングコイル=コメットのCA-7HRを使用
ローディングコイルから下のエレメント長さ=1150mm
ローディングコイルから上のエレメント長さ=1096mm
全長=2627mm
使用範囲=7030KHZ〜7100KHZ
     SWRが2.0で使用可能
     7030KHZ以下の場合は、金属のクリップを上のエレメントに
     挟む事で30KHZ下がります
地上高3127mm
東京文京区本郷の東大付近のビルの谷間から、7/3/6/8等のエリア方と交信でき、
お褒めのお言葉を頂きました。只、如何せん長い!!
此のANTとHT-140で北海道を6000KM走りましたが非常に良好でした
様子はこちらあります

3. 7MHZのモービルANT その2

センターローディング方式
使用センターローディングコイル=DIAMONDのHV-4を使用
ローディングコイルから下のエレメント長さ=1150mm
ローディングコイルから上のエレメント長さ=452mm
全長=1995mm
使用範囲=7040KHZ〜7070KHZ
     SWRが2.0で使用可能
     7030KHZ以下の場合は、金属のクリップを上のエレメントに
     挟む事で30KHZ下がります
地上高2495mm
ハイLで帯域が狭いが、短くて済みました。
おまけANT HV-4は50MHZのトラップ入りなので50MHZの使用が出来ます。
使用範囲=50MHZ〜54MHZ
     SWRが1.2以下で使用可能
ローディングコイルから上のエレメントは「ワイパーゴムの押さえ金具(ステンレス製)」を流用する。

4. 共通部分の構造。
ANT器台(ジャンク品)取り付けはを牽引フック取り付け。
この車の牽引フックは左側(助子席)しか無くこちらに取り付ける。
ここより後ろウレタンバンバー内の外側近くを右側まで2000mm横に引きANTにする、形としては「L字型ANT」となる、車内に引き込み、同軸に接続する。(現在はANTチューナ使用している)
同軸の外側は車のシャーシに2カ所以上、取り付けること。
よって、ローディングコイルから下のエレメント長さ上記に2000mmを足した長さになります。
このエレメントは太いほうがよい、小生は、3Cの同軸ケーブルを使用しました。
出来るだけ、金属より離し、外側に配置します。
なを、取り付け車はトヨタ平成8年クレスタ2500cc4WD車
車の下へもぐる時は、2重、3重のかい物をして、安全に作業してください。
この横引のお陰で、この「AH-4」を使用すると、ANTエレメントを取り付けなくても、「50MHZ〜3.5MHZ」までの全てのアマチュアバンドで同調OK(SWRが1.5以下)です。但し、飛びは??
現在はこれにAH-4を増設しています。
この「AH-4」のお陰で、50MHZ以下のANTを取り付ける事により、3.5MHZ迄同調OK。
又、3.5MHZのANTを取り付ける事により、3.5〜50MHZ迄同調OKです。
但し、当然のことながら、飛び(送信効率)は、モノバンドANTには遠く及びません。
トランクの無線機器、ガソリンタンクの上に並んでいる
時代柄、その下にDVDナビを取り付ける
       kure-a
ここに掲載された写真は、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。写真・記事を無断で転載等することは、禁じます。
 Copyright(C) 2021 Amp Repair Studio All right reserved.