KENWOOD L−07D. 3台目修理記録
梱包はこちらを参考       平成21年3月15日到着   4月4日完成
A. 修理前の状況
  • ヤフーオークションにてKWNWOODのL−07Dを購入しました。
    2ケ月程何事も無く使っていたのですが、なんとはなしにタ−ンテ−ブル を見てみると曲がってるではないですか!
    針圧を基準より軽めにすると針飛び する事で気付きました。2〜3mm上下しているようです。
    梱包時にア−ムの高さ調整ハンドルのシャフトを曲げてしまいました。
    オーバーホール修理依頼。

B. 原因
  • 経年変化及び、梱包が良くない為、スピンドルの曲がり。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    半固定VR交換。
    OP−AMP交換。
    各種注油。
    TTL−IC交換。

D. 使用部品
  • 半固定VR                          7個。
    電解コンデンサー                     12個。
    OP−AMP                          5個。
    TTL−IC                            2個。

       
E. 調整・測定

F. デジタルオシロで最終計測・調整
    機器は デモで拝借 YOKOGAWA DLM2024

G. 修理費         75,000円  「オーバーホール修理」

S. KENWOOD L−07D の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 北海道から「木箱による梱包」!  梱包はこちらを参考 
A12. 点検中 前から見ます。
A13. 点検中 底板に本体を固定します。
A14. 点検中 底板に本体を固定、もう少し箱を大きくするか、外した方が安心です。
A15. 点検中 底板の中に、タンテーブルシート(スタビライザー)を収納。
A16. 点検中 タンテーブルシート(スタビライザー)。
A17. 点検中 タンテーブルシート(スタビライザー)裏。
A21. 点検中 木箱、上側に電源等を収納。
A22. 点検中 木箱、上側に電源等を収納、底板を外した所。
A23. 点検中 タンテーブル。
A24. 点検中 タンテーブル裏。
A25. 点検中 ターンテーブルカバー。
A26. 点検中 ターンテーブルカバー裏。
A31. 点検中 ターンテーブルを外し、上から見る。
A32. 点検中 モーター部拡大。
A41. 点検中 下から見る。
A42. 点検中 コネクター形状が異なるので、後期型。
A43. 点検中 コネクター分解・点検・清掃。
A44. 点検中 付属出力RCAケーブル。
A45. 点検中 付属出力RCAケーブル、端子拡大。
A51. 点検中 アーム、右から。
A52. 点検中 アーム、右から、拡大。
A53. 点検中 アーム、左から。
A54. 点検中 アーム、左から、拡大。
A55. 点検中 アーム、下から。
A56. 点検中 アーム、下右から。
A57. 点検中 アーム、下左から。
A61. 点検中 電源・制御部、 上から見る
A62. 点検中 電源・制御部、 前上から見る
A63. 点検中 電源・制御部、 前左上から見る
A64. 点検中 電源・制御部、 後から見る
A65. 点検中 電源・制御部、 後右上から見る
A66. 点検中 電源・制御部、 下から見る
A67. 点検中 電源・制御部、 前右下から見る
A68. 点検中 電源・制御部、 後左下上から見る
A71. 点検中 電源・制御部、 ケースを取り、上から見る。
A72. 点検中 電源・制御部、 右上から見る
A73. 点検中 電源・制御部、 左上から見る
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 電源定電圧基板
C12. 修理後 電源定電圧基板 電解コンデンサー3個交換
C13. 修理前 電源定電圧基板裏
C14. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板裏
C15. 完成電源定電圧基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理前 電源定電圧基板、 ラッピング
C22. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板、 ラッピングに半田をしみこませる。
C23. 修理前 電源定電圧基板、 ラッピング2
C24. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板、 ラッピング2に半田をしみこませる。
C31. 修理前 制御基板
C32. 修理後 制御基板 半固定VR7個、電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー1個交換
C33. 制御基板。さらにTTL−IC2個、OP−AMP4個交換。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C34. 修理前 制御基板裏
C35. 修理(半田補正)後 制御基板裏
C36. 完成制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C47. 修理前 SW基板裏
C48. 修理(半田補正)後 SW基板裏
C49. 完成SW基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C51. 修理前 SW基板裏、 ラッピング
C52. 修理(半田補正)後 SW基板裏、 ラッピングに半田をしみこませる。
C53. 修理前 SW基板裏、 ラッピング2
C54. 修理(半田補正)後 SW基板裏、 ラッピング2に半田をしみこませる。
C61. 修理前 AMP・コネクター基板
C62. 修理後 AMP・コネクター基板 電解コンデンサー4個交換
C63. 修理前 AMP・コネクター基板裏
C64. 修理(半田補正)後 AMP・コネクター基板裏
C65. 完成AMP・コネクター基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C71. 修理中 ブレーキ分解・点検・清掃・給油
C81. 修理中 モーター上から見る
C82. 修理中 モーター下から見る
C83. 修理中 モーター分解・点検・清掃・給油
C84. 修理中 回転センサー(発電機)=FGコイル。
C85. 修理中 回転センサー(発電機)=FGコイル。
C86. 修理後 回転センサー(発電機)に絶縁コートを塗る。
C87. 修理中 軸受けにグリス(オイル)が殆ど無い!
C88. 修理中 軸受けにグリス(オイル)が殆ど無い2!
C89. 修理中 軸に変色有り!
C91. 修理前 フィールドコイル。
C92. 修理後 フィールドコイル、絶縁コーテイングで押さえる。
CA1. 修理前 回転子下磁石。
CA2. 修理前 回転子上磁石。
CA3. 修理前 軸受けと受け玉、グリス(オイル)が殆ど無い!
CC1. 修理中 前右足の点検・清掃・給油
CC2. 修理中 前左足の点検・清掃・給油
CC3. 修理中 後右足の点検・清掃・給油
CC4. 修理中 後左足の点検・清掃・給油
CD. 交換部品
CE1. 修理前 電源・制御部
CE2. 修理後 電源・制御部
CE3. 修理前 電源・制御部、 右上から見る
CE4. 修理後 電源・制御部、 右上から見る
CE5. 修理前 電源・制御部、 左上から見る
CE6. 修理後 電源・制御部、 左上から見る
CH1. モータ固定する
CH2. タンテーブル取り付け
CH3. ステンレス製スタビライザー取り付けて完成
E. 調整・測定
E1. 調整・測定  
E2. 33回転、ストロボ
E3. 45回転、ストロボ
F. デジタルオシロで最終計測・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
F1. 左のデジタルオシロはデモで拝借 YOKOGAWA DLM2024
F21. 45回転駆動電流波形
F22. 33回転駆動電流波形
F31. 45回転PLL制御波形
F32. 33回転PLL制御波形
E4.  完成24時間エージング、右はL−07D 2台目
S. KENWOOD L−07D の仕様(マニアルより) 
型式 ダイレクトドライブターンテーブル L−07D
フォノモーター部
駆動方式 ダイレクトドライブ
モーター クォーツPLLリバーシブルサーボスロットレスDCモーター
最大トルク 2.5kg・cm以上(電子ブレーキ内蔵)
ターンテーブル 直径33cmアルミダイキャスト+ジュラルミン複合構造、重量2.9kg
ターンテーブルシート 非磁性体(サス303)ステンレス2.6kg
慣性モーメント 1.025ton・cm2(ターンテーブルシート含む)
回転数 33 1/3、45rpm
ワウフラッター 0.01%以下(ロータリーエンコーダー)
0.004%以下(FG直読法)
0.016%以下(WRMS)
SN比 94dB(DIN-B)
65dB(JIS)
トランジェント負荷特性 0.00015%以下(400Hz、33 1/3、20g・cm負荷)
0.00008%以下(1kHz、33 1/3、20g・cm負荷)
定常負荷特性 0%(針圧120gまで)
起動特性/停止特性 2.5秒以内
回転数偏差 0%(測定限界外)
時間ドリフト 0%(測定限界外)
温度ドリフト 0%(測定限界外)
電源電圧特性 0%(±10V)
トーンアーム部
型式 スタティックバランスユニバーサルタイプJ字型アーム
アーム実効長 245mm
オーバーハング 15mm
トラッキングエラー +2゜26'〜、-1゜11'〜、+1゜48'(センターから50mm〜150mm)
針圧可変範囲 0〜2.0g(0.1gステップ)
適用カートリッジ重量 0〜9g(付属シェル使用時)
9g〜22g(サブウェイト使用時)
適用カートリッジ重量 10g〜34g
付属シェル カーボンファイバー積層ヘッドシェル12g
アーム高さ調整 6mm
総合特性
付属機構 スタティック型アンチスケーティング
ヘリコイド方式アーム高さ調整
コレットチャック方式アームロック
大型アームコネクター(ロックナットつき)
リッツ2芯シールドオーディオコード
無反動オイル式アームエレベーション
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 10W(電気用品取締法)
寸法/重量/価格
外形寸法 本体=幅555×高さ160×奥行470mm
    幅555×高さ160×奥行489mm(最大外形寸法、1982年記載)
電源、コントロールユニット=130(幅)×110(高さ)×356(奥行)mm
重量 本体=33kg
    33.8kg(最大外形寸法、1982年記載)
電源、コントロールユニット=4.1kg
価格 \380,000(1979年発売)
\450,000(1982年頃)
                      l-07d-3-2r
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