JRC NRD−515.NDH−518. 3台目修理記録
平成19年6月17日持込  8月14日完成
A. 修理前の状況
  •  約2年ほど前にヤフーオークションで入手しましたが 最近まで 本格的にアンテナを接続することができず1mほどのロッドアンテナで ラジオNIKKEIを聞いていました。
     最近やっと屋根上にアンテナを張り接続してみたところ これもヤフオクで数年前に入手した同じく日本無線のJST-135という トランシーバーと中波の受信状態を比較したところ 至近距離に送信所がある 地元民間局は入感しましたがNHK第一がまったく受信できず 中波で明らかな感度低下がありました。


B. 原因
  • NDR−515=FETの劣化、調整不良
  • NDH−518=銅箔切断、セラミックコンデンサー不良、集合抵抗不良

AE. 修理前の測定

C. 修理状況
  • 修理状況
    FET全部交換
    RF/MIX/IF段感度調整
    10MHZ基準発振回路調整
    PBT回路調整df回路調整
    第2局発振回路調整
    Sメ−タ調整
    基板半田補正

D. 使用部品
  • FET                 3個
    C−MOS−IC          2個
    TTL−IC              8個

E. 調整・測定


F. 修理費     85,000円

A. 修理前の点検
A−1. 上から見る
A−2. 下から見る
A−3. NHD−518 上から見る、乾電池は取り外す。
A−4. NHD−518 セラミックコンデンサーも腐食
A−5. NHD−518 コネクターの引き出し線も腐食
AE. 修理前の測定
AE−1. 修理前の感度測定 下のSGより1KHZ、AM50%変調の信号を受信し、ライン出力をオシロで観測、信号強度=2μV
                    高い所が、少し悪いです
AE−2A. 29.99MHZ
AE−2B. 25.99MHZ
AE−2C. 21.99MHZ
AE−2D. 10.99MHZ
AE−2E. 3.99MHZ
AE−2F. 1.99MHZ
AE−2G. 0.99MHZ
C. 修理状況
C−1A. 修理前 NHD−518基板
C−1B. 修理中 NHD−518基板 電池金具を取り除く
C−1C. 修理中 NHD−518基板 腐食した緑青を取り除く
C−1D. 修理後 NHD−518基板 腐食した銅箔を配線する
C−1E. 修理後 NHD−518基板 電解コンデンサー5個、セラミックコンデンサー31個、フイルムコンデンサー交換
C−1F. 完成NHD−518基板 さび止めのため、フラックスを塗り完成
C−1G. 修理前 NHD−518基板裏
C−1H. 修理(半田補正)後 NHD−518基板裏 全半田やり直し
C−1I. 完成NHD−518基板裏 洗浄後
C−2A. 修理中 NHD−518基板へのコネクターを接点復活材で磨く
C−2B. 修理中 NHD−518パネル清掃
C−2C. NHD−518交換部品
C−3A. 修理前 NHD−518 上から見る
C−3B. 修理後 NHD−518 上から見る 空きスペースに電池を移動
C−4A. 修理中前 基板が外されたシャーシ
C−4B. 修理中前 基板が外されたシャーシ裏
C−5A. 修理前 電源基板、 電解コンデンサーが交換されている。
C−5B. 修理(半田補正)後 電源基板
C−5C. 修理前 電源基板裏
C−5C−1. 修理中 電源基板裏、前回の修理で基板剥離をしている
C−5C−2. 修理中 電源基板裏、前回の修理で半田を盛るのを忘れる、スルホール基板なので助かる。
C−5C−3. 修理中 電源基板裏、制作時から半田を盛るのを忘れる、スルホール基板なので助かる。
C−5D. 修理(半田補正)後 電源基板裏 全半田やり直し後
C−5E. 完成電源基板裏 洗浄後
C−6A. 修理前 RX基板
C−6B. 修理中 RX基板、シールドを外した所
C−6C. 修理後 RX基板 電解コンデンサー14個、FET(電解トランジスター)1個交換
C−6D. 修理前 RX基板裏
C−6E. 修理(半田補正)後 RX基板裏 全半田やり直し後
C−6F. 完成RX基板裏 洗浄後
C−7A. 修理前 シンセサイザー基板
C−7B. 修理中 シンセサイザー基板、シールドを外した所
C−7C. 修理後 シンセサイザー基板 電解コンデンサー5個交換
C−7C−1. 完成シンセサイザー基板 洗浄後
C−7D. 修理前 シンセサイザー基板裏
C−7D−1. 修理前 VCOの点検
C−7E. 修理中 シンセサイザー基板裏、シールドを外した所
C−7F. 修理(半田補正)後 シンセサイザー基板裏
C−7G. 完成シンセサイザー基板裏 洗浄後
C−8A. 修理前 パネル基板
C−8B. 修理後 パネル基板
C−8C. 完成パネル基板 洗浄後
C−8D. 修理前 パネル基板裏
C−8E. 修理(半田補正)後 パネル基板裏 電解コンデンサー1個交換
C−8F. 完成パネル基板裏 洗浄後
C−9A. 修理前 バンド切り替えSW、少し黒い!
C−9B.修理(洗浄)後  バンド切り替えSW、 この様に特殊な接点構成
                               次回の修理は、ダイオードマトリックスで作り事になる
C−9C. 修理(洗浄)後  反対側バンド切り替えSW
C−AA. 洗浄中 パネル
C−AB. 洗浄前 ツマミ
C−BA. 修理前 上から
C−BB. 修理後 上から
C−BC. 修理前 下から
C−BD. 修理後 下から
C−C. 交換部品
E. 測定・調整
E−1. 測定・調整 下のSGより400HZ AM50%変調の信号を受信し、SP出力をオシロで観測、信号強度=2μV
E−2A. 29.99MHZ
E−2B. 29.05MHZ
E−2C. 21.05MHZ
E−2D. 15.05MHZ
E−2E. 10.05MHZ
E−2F. 7.05MHZ
E−2G. 3.05MHZ
E−2H. 1.05MHZ 信号強度=6μV
E−3A. 5MHZ標準電波受信中
E−3B. 10MHZ標準電波受信中、 ADSLの雑音が強い中受信
E−4A. 完成 3.5MHZのハムバンドを受信中
E−4B. 完成 7MHZのハムバンドを受信中
回路図付きマニアルがあるので楽です。
                         515-3-25
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