UREI Model 525 CrossOver修理記録
平成21年1月26到着  2月13日完成
A. 修理前の状況
  •  雑音入る。

B.  原因
  • OP−AMP不良。
C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換(オーデオコンデンサー使用)。
    OP−AMP交換。
    フイルムコンデンサー交換。
    半固定VR交換。

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー                        18個。
    OP−AMP                            9個。
    フイルムコンデンサー                     16個。
    半固定VR                             2個。

E. 調整・測定

F. 上位測定器による 調整・測定

G. 修理費             65,000円
                       3台目からの、お馴染みさん価格。

S. UREI Model 525 CrossOver の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る、CrossOver周波数がカウンターで確認出来る。
A12. 点検中 後から見る、入出力はキャノンコネクター+ネジ端子。RCA端子を排除は業務用の為?
A13. 点検中 前面パネルの右側曲がり。
A14. 点検中 前面パネルの左側曲がり。
A21. 点検中 上から見る、天板はステンレス製。
A22. 点検中 下から見る、底板はステンレス製。
A23. 点検中 底板の曲がり、ステンレス製なのでどの程度治せるか?
A24. 点検中 底板裏の曲がり、ステンレス製なのでどの程度治せるか?
A31. 点検中 天板を取り、上から見る。4連VR(3連+SWの特殊構造)が多用されている。
A32. 点検中 底板を取り、下から見る。
A41. 点検中 出力にはマッチィングトランスが使用されている。
A51. 点検中 クロス周波数を決定するフイルター回路のフイルムコンデンサー。
        0.00152μ、 0.00303μ、 0.00606μ、 0.0544μ、 0.109μ (2%誤差)入手困難な為、交換出来ず。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 電源・カウンター基板
C12. 修理後 電源・カウンター基板 フイルムコンデンサー2個追加
C13. 修理前 電源・カウンター基板裏
C14. 修理(半田補正)後 電源・カウンター基板裏 半田を全部やり直す、普通はこれで完成
C15. 完成電源・カウンター基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理前 入力AMP基板
C22. 修理後 入力AMP基板
C23. 修理前 入力AMP基板裏
C24. 修理(半田補正)後 入力AMP基板裏 半田を全部やり直す、普通はこれで完成
C25. 完成入力AMP基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C31. 修理前 フイルター基板
C32. 修理後 フイルター基板
C33. 修理前 フイルター基板裏
C34. 修理(半田補正)後 フイルター基板裏 半田を全部やり直す、普通はこれで完成
C35. 完成フイルター基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C41. 修理前 出力AMP基板
C42. 修理後 出力AMP基板
C43. 修理前 出力AMP基板裏
C44. 修理(半田補正)後 出力AMP基板裏 半田を全部やり直す、普通はこれで完成
C442. 修理(半田補正)中 基板裏、 狭い所でもペンシル型半田こてだと入ります。
C45. 完成出力AMP基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C51. 修理前 表示基板
C512. 修理前 表示基板、SW部
C513. 修理(清掃)後 表示基板、SW部
C52. 修理後 表示基板
C53. 修理前 表示基板裏
C54. 修理(半田補正)後 表示基板裏 半田を全部やり直す、普通はこれで完成
C55. 完成表示基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C61. 修理中 パネルを取り修理
C71. 修理中 取り外したパネル
C72. 修理前 パネル左
C73. 修理後 パネル左
C74. 修理前 パネル右
C75. 修理後 パネル右
C76. 修理前 パネルの左側曲がり。
C77. 修理後 パネルの左側曲がり。
C78. 修理前 パネルの右側曲がり。
C79. 修理後 パネルの右側曲がり。
C81. 修理前 底板の曲がり。
C82. 修理後 底板の曲がり。
C91. 交換部品
CA1. 修理前 上から見る
CA2. 修理後 上から見る
CA3. 修理前 下から見る
CA4. 修理後 下から見る
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)、周波数表示
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定
   下段右端の下=オーディオ発振器よりの出力レベル=150mV
   出力VRは最大位置
E11. CH1=R、 CH4=Lの出力・歪み率測定・調整。 400HZ入力150mV、出力160mV、歪み率0.02%
E12. CH2=R、 CH5=Lの出力・歪み率測定・調整。 1kHZ入力150mV、出力160mV、歪み率0.02%
E13. CH3=R、 CH6=Lの出力・歪み率測定・調整。 10kHZ入力150mV、出力160mV、歪み率0.02%
E21. CH1クロス周波数カウンター点検VRmin=50HZ
E22. CH1クロス周波数カウンター点検VRmax=500HZ
E23. CH3クロス周波数カウンター点検VRmin=50HZ
E24. CH3クロス周波数カウンター点検VRmax=500HZ
E25. CH2クロス周波数カウンター点検VRmin=100HZ
E26. CH2クロス周波数カウンター点検VRmax=1KHZ
E27. CH4クロス周波数カウンター点検VRmin=100HZ
E28. CH4クロス周波数カウンター点検VRmax=1KHZ
E31. CH1クロス周波数カウンター点検VRmin=500HZ
E32. CH1クロス周波数カウンター点検VRmax=5KHZ
E33. CH3クロス周波数カウンター点検VRmin=500HZ
E34. CH3クロス周波数カウンター点検VRmax=5KHZ
E35. CH2クロス周波数カウンター点検VRmin=1KHZ
E36. CH2クロス周波数カウンター点検VRmax=10KHZ
E37. CH4クロス周波数カウンター点検VRmin=1KHZ
E38. CH4クロス周波数カウンター点検VRmax=10KHZ
F. 上位測定器による 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
F0. 下のオーディオアナライザーVP−7732Aで自動測定。
    出力VRは最大位置、入力レベルは150mV。
F11. クロス周波数=100HZ、2KHZ。 出力、L=CH1=Low、R=CH2=Mid
F12. クロス周波数=100HZ、2KHZ。 出力、L=CH2=Mid、R=CH3=High
F21. クロス周波数=100HZ、2KHZ。 出力、L=CH4=Low、R=CH5=Mid
F22. クロス周波数=100HZ、2KHZ。 出力、L=CH5=Mid、R=CH6=High
F31. Low出力歪み率測定、50HZ。 出力、L=CH1、R=CH3、 歪み率=0.155%
F32. Mid出力歪み率測定、1KHZ。 出力、L=CH2、R=CH4、 歪み率=0.08%
F33. High出力歪み率測定、5KHZ。 出力、L=CH3、R=CH6、 歪み率=0.005%
E4. 完成 引き続き24時間エージング
S. UREI Model 525 CrossOver の仕様(マニアル・カタログより)
型式 エレクトロニック・クロスオーバー
入力インピーダンス アンバランス=20kΩ
バランス=40kΩ
出力 6chバランス・トランス(600Ω)
クロスオーバー 18dB/oct
周波数特性 20Hz〜20kHz ±1dB
歪率 0.5%以下
外部信号の周波数測定 1Hz〜9,999Hz
遮断周波数選択 フィルター1と3=50〜5kHz、フィルター2と4=100〜10kHz
電源 100〜125V、200〜250V、50Hz/60Hz
外形寸法 幅483x高さ89x奥行248mm
重量 4.54kg
価格 ¥348,000(1984年頃)
                         urei525-28
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