HMA−9500mkU. 電源トランス修理記録
内蔵の温度フューズが電流で溶断するのが殆どです。 多分1部のロットのみです。
修理したトランスの詰め物を見ると、殆ど焼けが無いので、突入電流で溶断したとみられる?
原因
1.長期間、使用(通電)しなかった時。
2.大都会で、柱上変圧器から近く、契約容量が大きく、専用コンセントを使用。
  都会では柱上変圧器の容量が大きい(100KVA)為。
修理例。
A. HMA-9500mk2U.15台目、右側電源トランス焼損(断線)
 修理の様子はこちら
    右側電源トランス修理
    トランス修理費は機器修理費に込み。

B. HMA-9500mk2U.37台目、両側電源トランスのうなり音が大きい 修理の様子はこちら
    電源投入後1.5時間〜3時間位の経つとトランスがビーンとうなり出す。
    スピーカーから出てくる音自体は正常。
    修理費は4.5万円(22年8月両トランスのみ修理)
    両側電源トランス修理

C. HMA-9500mk2U.49台目、右側電源トランス焼損(断線) 修理の様子はこちら
    両側電源トランス修理
    トランス修理費は機器修理費に込み。

D. HMA-9500mk2U.53台目、左側電源トランス焼損(断線) 修理の様子はこちら
    両側電源トランス修理交換
    トランス修理費は機器修理費に込み。

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)

A. HMA-9500mk2U.15台目、右側電源トランス修理
A1. 点検中 右側電源トランスの100Vの1次巻き線断線
A2. 点検中 右側電源トランス 詰め物にひびの後がある
          この詰め物は非常に堅くコンクリート・ドリルでないと削れない
          保管場所の湿度が高い?
A3. ジャンクのHMA9500を入手したので、修理に挑戦しました。
    10個くらい有れば鉄工所に持ち込み修理したのですが、試みに、ハンド工具で行ったので、
    ダイヤ・ビットが飛び、キズがつきました。右側が修理したもの。
注意
    このトランスの詰め物は自己凝固タイプの物で、熱伝導を良くするため砂鉄等の物質が混ぜてある。
    よって、使用する刃物はダイヤモンド・ビットを持つ物でないと削れません。
    ダイヤモンド・ビットは熱に弱いので、休み休み行う、高熱になると、ダイヤモンド・ビットが抜けて飛びます。
    作業時は当然、マスク・メガネ・革靴等を装着する。
A4. 取り出した電源トランス、 漏洩磁束を防ぐ「巻鉄心」が緩んでいるので、「Cクランプ」で固定し、接着する。
A5. 取り出した電源トランス、 漏洩磁束を防ぐ「巻鉄心」が緩んでいるので、「Cクランプ」で固定し、接着する。反対側。
A6. 取り出した電源トランスからの詰め物、 「PCB入り??」なので、出来るだけ再利用する。
A7. 上から見る、 右側が修理したもの。ビットが飛びキズが幾つかついた。
A8. 前から見る、 右側が修理したもの。
B. HMA-9500mk2U.37台目、両側電源トランス修理
B1. 手持ち2個とで、通電試験しています、 負荷は、200W位。
      初め(冷えている時)は、修理品の真ん中2個が、静かですが、 暖まると、逆転します。
B2. 修理中電源トランス。
       余りにも音が大きいので、「巻鉄心」を押さえるのでは無く、詰め物をして固定し、さらに、接着した。
B3. 修理中電源トランス、 反対側
B4. 修理中電源トランス、 シリコンで固定する、無論既存詰め物も多用する。
B5. 修理中電源トランス、 車用ワックスを掛け完成。
B6. 完成、エージング中
C. HMA-9500mk2U.49台目、両側電源トランス修理
C1. 点検中 右側電源トランスの1次巻き線断線。
C2. 点検中 電源トランスの詰め物を見る、使用時間が短いのか、焼けが全く無い。
C3. 修理(取出)前 RL電源トランス、詰め物を見る。
C4. 修理中 R側電源トランスを取り出す。
C5. 修理中 R側電源トランスを取り出す、 温度フューズを短絡する。
C6. 修理中 L側電源トランスを取り出す。
C7. 修理中 L側電源トランスを取り出す、 温度フューズを短絡する。
C8. 修理前 RL電源トランス、上から見る。
C9. 修理後 RL電源トランス、上から見る。
C10. 完成 RL電源トランス、上から見る。
C11. 修理工房の修理済みRL電源トランス、上から見る。 ユーザーは上記と選択できる。
C12. 修理中 RL電源トランス、前から見る。
C13. 修理後 RL電源トランス、前から見る。ビット飛びのキズが出来た。
C14. 完成RL電源トランス、前から見る。 塗装+研磨を繰り返す。
C15. 修理工房の修理済みRL電源トランス、前から見る。ユーザーは上記と選択できる。
D. HMA-9500mk2U.53台目、両側電源トランス修理。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
D1. 点検中 左側電源トランスの1次巻き線断線。
D2. 点検中 電源トランスの詰め物を見る、使用時間が短いのか、焼けが全く無い。
                      9500mktr-6
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