HMA−9500mkU. 43台目 修理記録
同時修理機器 PRA−2000Z  平成23年3月28日到着  4月11日完成 
注意 このAMPはアースラインが浮いています。
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)やプリAMPのアースもも接続してはいけません。
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません、+−の撚りのあるのも使用出来ません。
    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • Yahoo!オークションで購入
    オーバホール修理依頼。

AE. 修理前点検測定

B. 原因
  • オーバホール修理

C. 修理状況
  • SP接続リレー交換
    初段FET(電界効果トランジスター)交換
    RLバイアス/バランスVR交換
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)
    全ヒューズ入抵抗交換
    整流ダイオード交換
    配線手直し、補強
    モジュール修理


D. 使用部品
  • SP接続リレー                           2個
    初段FET(電界効果トランジスター)                              2個
    バイアス/バランス半固定VR                 6個
    ヒューズ入り抵抗                        30個
    電解コンデンサー                        31個
    フイルムコンデンサー                       4個
    整流ダイオード                          10個


E. 調整・測定

F. 修理費     95,000円

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る
A13. 点検中 前右から見る
A14. 点検中 右から見る
A15. 点検中 後から見る
A16. 点検中 後左から見る
A17. 点検中 左から見る
A18. 点検中 上から見る
A21. 点検中 下から見る
A22. 点検中 下前から見る
A23. 点検中 下前左から見る
A24. 点検中 下後から見る
A25. 点検中 下後右から見る
A31. 点検中 R側放熱器周りの埃
A32. 点検中 L側放熱器周りの埃
A41. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A51. 点検中 終段FET(電界効果トランジスター)バランス電圧。
A52. 点検中 終段FET(電界効果トランジスター)アイドル電流電圧。
A61. 点検中 R側放熱器裏周りの埃
A62. 点検中 L側放熱器裏周りの埃
AE. 調整・測定
AE1. 出力・歪み率測定。
    「見方」。
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定。
   下段中央 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル表示)。
   上段左端 交流電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用。
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力。
   上段中右 交流電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用。
   上段右端 オシロ=出力波形表示、 赤表示=R出力、黄色表示=L出力。(交流電圧が5V以上の場合1/10のATTが入ります)。

   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定。
   下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定。
AE21. R側SP出力電圧31V=120W出力 0.2%歪み(0.3%レンジ) 1000HZ
AE22. L側SP出力電圧31V=120W出力 0.3%歪み(0.3%レンジ) 1000HZ
AE23. R側SP出力電圧31V=120W出力 0.25%歪み(0.3%レンジ) 400HZ
AE24. L側SP出力電圧34V=144W出力 0.15%歪み(0.3%レンジ) 400HZ
C. 修理状況
C11. 修理前 R側ドライブ基板
C12. 修理後 R側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス・バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                      フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C13. 修理前 R側ドライブ基板裏
C14. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。
C15. 修理中 R側ドライブ基板裏 不要なフラックスを落とす、 普通は掃除機で吸いながら行うので写真は撮らず。
C16. 完成R側ドライブ基板裏  洗浄後
C21. 修理前 L側ドライブ基板
C22. 修理後 L側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                     フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C23. 修理前 L側ドライブ基板裏
C24. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。
C25. 修理中 L側ドライブ基板裏 不要なフラックスを落とす、 普通は掃除機で吸いながら行うので写真は撮らず。
C26. 完成L側ドライブ基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C31. 修理前 R側終段FET(電界効果トランジスター)
C32. 修理後 R側終段FET(電界効果トランジスター)
C33. 修理前 L側終段FET(電界効果トランジスター)
C34. 修理後 L側終段FET(電界効果トランジスター)
C41. 修理前 RLモジュール。
C42. 修理前 RLモジュール裏。
C43. 修理後 RLモジュール裏。 TR(トランジスター)はマジックを塗って有ります。
C51. 修理前 電源基板、 右側の整流素子(R側AMP用)が過熱で変色している。
C52. 修理後 電源基板 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個、整流ダイオード10個、ヒューズ交換、
                  輪ゴムは接着材が固まるまで使用
C53. 修理前 電源基板裏
C54. 修理(半田補正)後 電源基板裏 半田を全部やり直す。 パスコン足絶縁チューブは2重にする(白色なので解りにくい)。
C55. 修理中 電源基板裏 不要なフラックスを落とす、 普通は掃除機で吸いながら行うので写真は撮らず。
C56. 完成電源基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C57. 修理中 絶縁シート、焼け跡少ない。
C61. 修理前 RCA端子裏
C62. 修理前 入力RCA端子基板
C63. 修理後 入力RCA端子基板。上の入力カプリングコンデンサー比較。 同じ容量ですが、技術進歩で小型になる。
       これにより高域特性が良くなる。逆に大型を使用すると高域が落ち、低域から中域が伸びた様に感じる。
       HMA−9500mkUの様に高域までの再生を売り物にしている機器は、大型フイルムコンデンサー使用は不可。
C64. 修理前 RCA端子基板裏
C65. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏  半田を全部やり直す
                   フイルムコンデンサー2個増設
C66. 完成RCA端子裏 洗浄後防湿材を塗る
CA1. 修理前 R側ドライブ基板へのラッピング線
CA2. 修理後 R側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA3. 修理前 L側ドライブ基板へのラッピング線
CA4. 修理後 L側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA5. 修理前 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線
CA6. 修理後 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA7. 修理前 L側ドライブ基板−電源基板
CA8. 修理後 L側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CB1. 交換した部品
CB2. 交換した部品、左右でリレーのバージョンが異なる。
CB3. 交換した部品。 リレー接点。
CD1. 修理前 下から見る
CD2. 修理後 下から見る
E. 調整・測定
E1. 出力・歪み率測定。
    「見方」。
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定。
   下段中央 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル表示)。
   上段左端 交流電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用。
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力。
   上段中右 交流電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用。
   上段右端 オシロ=出力波形表示、 赤表示=R出力、黄色表示=L出力。(交流電圧が5V以上の場合1/10のATTが入ります)。

   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定。
   下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定。
E21. R側SP出力電圧34V=144W出力 0.01%歪み(0.1%レンジ) 1000HZ
E22. L側SP出力電圧34V=144W出力 0.01%歪み(0.1%レンジ) 1000HZ
E23. R側SP出力電圧34V=144W出力 0.01%歪み(0.1%レンジ) 400HZ
E24. L側SP出力電圧34V=144W出力 0.01%歪み(0.1%レンジ) 400HZ
E3. 完成  24時間エージング、 左はACCUPHASE P−260
                       同じ終段FET(電界効果トランジスター)を使用しているが、音質はかなり異なる。
                       9500mu22
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