HMA−9500 5台目の修理・改造
平成14年3月17日到着   4月19日完成
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    よって、AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません。
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません
A. 修理前の状況
   左側の音出ず、プロテクト解除しない。

B. 原因
   初段FET劣化。

C. 修理状況
   RL 終段FET(電界トランジスター)バイアス/バランスVR交換
   ドライブTR(トランジスター)交換
   初段FET交換
   TR(トランジスター)交換
   SP接続リレー交換
   プリント基板補修

D. 使用部品
   初段FET               2個
   初段TR(トランジスター)      4個
   ドライブTR(トランジスター)     6個
   バイアス/バランス半固定VR  4個
   フュズ入り抵抗           2個
   抵抗                  2個
   SP接続リレー            2個

E. 改造(部品は全て別途、ユザー用意)
   使用している電解コンデンサーをオーデオ用(ニチコン・MUSE/三洋OSコン)に交換
   入力ケーブル交換
   SP出力線交換
   終段FETの電源供給線交換(テフロン線使用)
   銀入り無鉛ハンダ使用し、全基板ハンダ補正

F. 修理・改造費   65,000円

1. 改造用の交換部品。
   カラフルな線はテフロン線、コンデンサーはオ−デオ用、ハンダは銀入り無鉛ハンダ
   4個の大きい電解コンデンサーは使用せず(端子が貧弱な為)。
2. 修理前のドライブ基板。
3. 修理・改造後ドライブ基板
   初段FET、初段TR(トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR、SP接続リレー交換。
   電解コンデンサー全部交換。
4. 修理前のドライブ基板裏。
   ハンダのひび割れが多数あり。
5. 修理・改造後の半田補正したドライブ基板。
   無鉛の銀入りハンダ使用なので、光らない。
6. 放熱グリスを塗り終段FET取り付け
7. 修理・改造後の半田補正した電源基板。
   全電解コンデンサー交換。
8. 修理・改造後の半田補正した電源基板。
   無鉛の銀入りハンダ使用なので、光らない。
9. ラッピングの所はハンダを盛る。
10. 出力/歪み率測定・調整
11. L側出力34V=144W。 0.06%歪み 1000HZ。
12. L側出力34V=144W。 0.06%歪み 400HZ。
13. R側出力34V=144W。 0.04%歪み 1000HZ。
14. R側出力34V=144W。 0.04%歪み 400HZ。
15. 完成、下から見る
16.  24時間エージング
17. 取り外した電解コンデンサー、熱のため被覆のビニールが後退した物や、膨らんでいる物有り。
    製造は85年の刻印あり、右はSP接続リレー。
        ha95005f
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2021 Amp Repair Studio All right reserved.