YAMAHA B−1. 14台目
L側=各種基板修理・調整用器、
R側=2SK180&THF51sに改造器
平成28年10月25日到着 
A. 修理前の状況

B. 原因・現状
  • 使用時間が短いのか、過去の修理歴無。
    シャーシを除く、全ての部品の状態は非常に良い。

C. 修理状況
  • 電源ブロック電解コンデンサーに放電(ブリーダ)抵抗取り付け。
    前面パネル取り付け部分に表示LED取り付け。
    電源SWは外部。
    ドライブ基板取り付けコネクターを逆付け。


UC. UC−1 修理  別ファイルが開きます。
     UC−1.2台目修理  別ファイルが開きます。

NC. 2SK180&THF51s用改造器製作  別ファイルが開きます。

D. 使用部品


E. 調整・測定

S. YAMAHA B−1 の仕様(マニアルより)

U. YAMAHA UC−1 の仕様(マニアルより)

C. 修理状況 。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 製作完成後 上から見る。
C2. 製作完成後 前面パネル取り付け部分に表示LED取り付け。 電源SWは外部。
C3. 製作完成後 プロテクト基板類の修理・検査の様子。 延長基板を使用する。
C4. 製作完成後 下から見る。
C5. 製作完成後 電源ブロック電解コンデンサーに放電(ブリーダ)抵抗取り付け。
                   いちいち放電するのは面倒なので、忘れると逆電圧がかかり、大変。
A51. 点検中、 大型電解コンデンサー測定。 左側「A-B間=+電圧」用、13,05μF。 ESR=0.0Ω。
                          ESRに付いてはmuRataNichiconルビコンPanasonic参照。
                           この測定でNGな物はダメですが、負荷試験の方が正確です。
A52. 点検中、 大型電解コンデンサー測定。 左側「B-C間=−電圧」用、13,47μF。 ESR=0.0Ω
A53. 点検中、 大型電解コンデンサー測定。 右側「A-B間=+電圧」用、12,79μF。 ESR=0.0Ω。
                          ESRに付いてはmuRataNichiconルビコンPanasonic参照。
                           この測定でNGな物はダメですが、負荷試験の方が正確です。
A54. 点検中、 大型電解コンデンサー測定。 右側「B-C間=−電圧」用、13,39μF。 ESR=0.0Ω
C6. 製作完成後 ドライブ基板取り付けコネクターを逆付けする。
             プロテクト基板類との調整の時は、横にする。
C11. 修理後 R側ドライブ基板  半固定VR4個、電解コンデンサー3個交換
C12. 完成R側ドライブ基板裏 半田補正+洗浄後防湿材を塗る
C21. 修理後 L側ドライブ基板  半固定VR4個、電解コンデンサー3個交換
C22. 完成L側ドライブ基板裏 半田補正+洗浄後防湿材を塗る
C31. 修理後 Filter基板 リレー、電解コンデンサー4個、フィルムコンデンサー6個 交換
C32. 完成Filter基板裏、半田補正+洗浄後防湿材を塗る。フィルムコンデンサー4個追加。
C41. 修理後 電源1基板  半固定VR1、電解コンデンサー8個、抵抗2個、TR(トランジスター)2個交換
C42. 完成電源1基板裏、銅箔の半田面を広げる+半田補正+洗浄後防湿材を塗る
C51. 修理後 電源2基板。 TR(トランジスター)12個、半固定VR3、電解コンデンサー16個交換
C52. 完成電源2基板裏、銅箔の半田面を広げる+半田補正+洗浄後防湿材を塗る
C53. 修理後 予備電源2基板。 TR(トランジスター)12個、半固定VR3、電解コンデンサー16個交換
C54. 完成予備電源2基板裏、銅箔の半田面を広げる+半田補正+洗浄後防湿材を塗る
C61. 修理後 電源3基板  R(トランジスター)8個交換
C62. 完成電源3基板裏、銅箔の半田面を広げる+半田補正+洗浄後防湿材を塗る
C63. 修理後 予備電源3基板  フイルムコンデンサー4個、TR(トランジスター)8個交換
C64. 完成予備電源3基板裏、銅箔の半田面を広げる+半田補正+洗浄後防湿材を塗る
C71. 電源出力TR基板。
C72. 電源出力TR基板。TR(トランジスター)交換後。
C73. 電源出力TR基板裏
C74. 電源出力TR基板裏。 保護ダイオード取付後。
C81. R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)。左=−側、右=+側、タイムスタンプは両方共0733 CL
C82. R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)裏。 左=−側、右=+側。
C91. L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)。左=−側、右=+側、タイムスタンプは両方共0733 CL。
C92. L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)裏。 左=−側、右=+側。
E. 測定・調整。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
下記は、上記の付いていた純正2SK−77を使用して測定。
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧39V=190W出力 0.123%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力 0.125%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧49V=190W出力 0.101%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.118%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.053%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.057%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.032%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力 0.032%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.078%歪み。
              L側SP出力電圧40V=200W出力 0.079%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力 0.164%歪み。
               L側SP出力電圧40V=200W出力 0.167%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 50kHz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力 0.1864%歪み。
               L側SP出力電圧32V=128W出力 0.1927%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
S. YAMAHA B−1 の仕様(マニアルより) 
型式 ステレオ・パワーアンプ B-1
回路方式 シングルプッシュプルOCL、SEPP回路
パワー段用電源 L・R独立のトランス及びケミコン(15,000μF×2)×両ch
ダイナミックパワー 360W(8Ω)、(1kHz,歪0.1%)
実効出力 150W+150W(8Ω/4Ω共)、(両ch,20〜20,000Hz,歪み0.1%)
160W+160W(8Ω/4Ω共)、(両ch,1kHz,歪み0.1%)
パワーバンド幅 5Hz〜50kHz(8Ω)、(IHF,歪み0.5%)
ダンピングファクター 80(8Ω)、(両ch,100W時,8Ω)
全高調波歪率 0.02%(1kHz),0.06%(20kHz)、(両ch,100W時,8Ω)
0.02%(1kHz),0.03%(20kHz)、(両ch,1W時,8Ω)
混変調歪率 0.04%、(70Hz:7kHz=4:1,100W,8Ω)
周波数特性 5Hz〜100kHz(+0,−1dB)、(1W,8Ω)
入力インピーダンス 100kΩ
入力感度 775mV
レベル可変幅 18dB(775mV〜6V)
残留雑音 0.3mV
SN比 100dB
ランブルフィルターfc 10Hz,−12dB/oct
入力端子 NORMAL-DIRECT(SW切換)
出力端子 1-2-3-4-5(UC−1使用時)
(B-1単体の場合は1のみ)
付属回路 オーバーロード・インジケーター
パワーFET(Field Effect Transistor)保護回路(自動復帰・純電子式過電流保護回路)
スピーカー保護回路(電圧検出リレー駆動方式)
サーマルインジケーター(温度上昇検出保護回路)
ランブルフィルタースイッチ
主な使用半導体 FET(Field Effect Transistor)=39個
TR(トランジスター)=113個、 LED=3個、 ツェナーダイオード=7個、 ダイオード=64個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 440W(電気用品取締法による表示)
寸法 460W×150H×390Dmm
重量 37kg
別売品 専用アダプター UC-1
価格 335,000円(1974年当時)
U. YAMAHA UC−1 の仕様(マニアルより)
ピークメーター部 −50dB〜+5dBまで表示するピークVUメーターとメータードライブ回路
スピーカー切換部 5組のスピーカー切換SWと左右独立レベルコントロールボリューム
その他 パワーインジケーター,オーバーロードインジケーター,サーマルインジケーター
B-1との接続 直接B-1前面に実装,または,別売専用コネクターコードにて接続使用
仕上げ ブラックアルマイト,梨地仕上げ
寸法 460W×150(+5)H×83(+50)Dmm
重量 5.5kg
別売品 専用コネクターコード
価格 5万円(1974年当時)
            y-b1-e15         〜y-b1-e20
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