DENON PRA−2000ZR. 3台目修理記録
平成15年12月22到着 平成16年1月14日完成
注意 このAMPはPRE−OUT/REC端子出力にDCが出る事が有ります。
    よって、メインAMPに、DC入力が有る場合、これを使用しないように! HMA−9500やB-2301等
A. 修理前の状況
  • チュウーニング。

B.原因・現状
  • 経年変化による各部劣化。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換。
    ペーパーコンデンサーをメタライズド・フイルム・コンデンサーに交換。
    半固定VR交換。
    初段FET(電解トランジスター)交換。
    リード・リレー交換。
    入力端子修理。


D. 使用部品
  • オーディオ用電解コンデンサー   99個(ニチコン・ミューズ使用)。
    フイルム・コンデンサー       14個。
    半固定VR                4個。
    リード・リレー              9個。
    FET                    2個。
    TR(トランジスター)          1個。



E. 調整・測定

F. 上位測定器による 調整・測定

G. 修理費(改造費)  145,000円  (オーバーホール修理)

S. DENON PRA−2000ZR の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理状況 C1A. 修理前 EQ−HEAD-AMP基板 左=MM 中=MC 右=トランス使用MC 上右端がMC−トランス
C1A1. 修理前 EQ−HEAD-AMP基板 を支えるスポンジは熱で劣化 
C1B. 修理後 EQ−HEAD-AMP基板 電解コンデンサー28個、リレー3個交換
C1C. 修理後 EQ−AMPのRCA端子 太いケーブルを繋ぐのでホットボンドで補強
C1E. 修理前 EQ−HEAD-AMP基板裏
C1E1. 修理前 EQ−HEAD-AMP基板裏 ハンダ不良ヶ所(未ハンダ部分)
            トランス使用MCAMPのL側スチロールコンデンサー
C1E2. 修理前 EQ−HEAD-AMP基板裏 ハンダ不良ヶ所
            最近はカメラと腕が上がり、写真が撮れる様に成りました。
C1E3. 修理前 EQ−HEAD-AMP基板裏 ハンダ不良ヶ所
            最近はカメラと腕が上がり、写真が撮れる様に成りました。
C1E4. 修理前 EQ−HEAD-AMP基板裏 ハンダ不良ヶ所
C1E5. 修理前 EQ−HEAD-AMP基板裏 ハンダ不良ヶ所
C1F. 修理(半田補正)後 EQ−HEAD-AMP基板裏  全ての半田をやり修す
C2A. 修理前 EQ−AMP
C2B. 修理後 EQ−AMP基板 電解コンデンサ−18個、リードリレー4個、半固定VR2個交換
C2C. 修理前 RCA端子
C2C1. 修理前 拡大した割れたRCA端子
C2C2. 修理中 RCA端子 ヒビの入った所をハンダ鏝で繋ぐ
C2C3. 修理中 RCA端子 更に補強する
C2C−4. 修理後 RCA端子  ホットボンドで補強
C2D. 修理後 RCA端子
C2E. 修理前 EQ−AMP基板裏
C2E1. 修理前 EQ−AMP基板裏 ハンダ不良ヶ所、折角のアースラインも効き目が無い
C2E2. 修理前 EQ−AMP基板裏 ハンダ不良ヶ所
C2E3. 修理中 EQ−AMP基板裏 銅箔のペイント(ハンダマスキング)を剥がし、ハンダの部分を広げる
C2F. 修理(半田補正)後 EQ−AMP基板裏  全ての半田をやり修す
C3A. 修理前 電源・コントロール基板
C3B. 修理後 電源・コントロール基板  電解コンデンサー23個交換
C3C. 修理前 電源・コントロール基板裏
C3D. 修理(半田補正)後 電源・コントロール基板裏  全ての半田をやり修す
C3E. 修理前 電源・コントロール  リレー基板
C3F. 修理後 電源・コントロール  リレー基板 電解コンデンサー1個、リードリレー2個交換
C3G. 修理前 電源・コントロール基板 リレー基板裏
C3H. 修理(半田補正)後 電源・コントロール基板リレー基板裏
C3J. 清掃前 主VRの抵抗体摺動部
C3K. 清掃後 主VRの抵抗体摺動部
C4A. 修理前 電源基板
C4B. 修理後 電源基板 電解コンデンサー10個交換
C4C. 修理前 電源基板裏
C4D. 修理(半田補正)後 電源基板裏  全ての半田をやり修す
C5A. 修理前 バッファーAMP・SWコントロール基板
C5B. 修理後 バッファーAMP・SWコントロール基板
               電解コンデンサー20個、半固定VR2個、フイルムコンデンサー14個、FET2個、TR(トランジスター)交換
C5C. 修理前 バッファーAMP・SWコントロール基板裏 
C5D. 修理(半田補正)後 バッファーAMP・SWコントロール基板裏
C5E. 修理前 バランスVR+プリセットセレクター基板
C5F. 修理前 バランスVR+プリセットセレクター基板裏
C5G. 修理(半田補正)後 バランスVR+プリセットセレクター基板裏 全ての半田をやり修す
C6A. 修理前 NFB−AMP
C6B. 修理後 NFB−AMP
C6C. 修理前  NFB−AMP裏
C6D. 修理(半田補正)後  NFB−AMP裏
C6E. バランスVR 清掃前
C6F. バランスVR 清掃後
C7A. パネル清掃 一体型でないので。気長にボロで拭く
C7B. 修理前 パネルLED表示基板裏
C7C. 修理(半田補正)後 パネルLED表示基板裏
C8A. 修理前 上から
C8B. 修理後 上から
C8C. 修理前 下から
C8D. 修理後 下から
C−9. 交換部品 
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定
E1A. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% 測定レンジ=0.1% AUX入力 1000HZ
E1B. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% 測定レンジ=0.1% AUX入力 400HZ
E2A. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% 測定レンジ=0.1% MC(トランス)入力 1000HZ
E2B. 出力電圧1V 歪み率=0.04% 測定レンジ=0.1% MC(トランス)入力 400HZ
E3A. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% 測定レンジ=0.1% MC入力 1000HZ
E3B. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% 測定レンジ=0.1% MC入力 400HZ
E4A. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% 測定レンジ=0.1% MM入力 1000HZ 
E4B. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% 測定レンジ=0.1% MM入力 400HZ
F. 上位測定器による 調整・測定
  下のオーディオアナライザーでVP−7732A自動測定
F1A. 入出力特性測定(AUX入力)
      AUX入力端子へ150mV一定入力 VRはmax 平均で1V出力   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F1B. 入出力特性測定(AUX入力) BASS & TREBLE 最大
      AUX入力端子へ150mV一定入力 VRはmax 平均で1V出力   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F1C. 入出力特性測定(AUX入力) BASS & TREBLE 最小
      AUX入力端子へ150mV一定入力 VRはmax 平均で1V出力   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F1D. 歪み率特性測定(AUX入力)
     AUX入力端子へ150mV一定入力 VRはmax  左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F2A. 入出力特性測定(MM入力)=PHONO−3
      MM入力 入力電圧=2mV一定入力 VRはmax   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F3A. 入出力特性測定(MC入力)=PHONO−2
     MC入力端子へ0.11mV入力 VRはmax   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F4A. 入出力特性測定(MC TR入力)=PHONO−1
     MC入力端子へ0.11mV入力 VRはmax   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
     高域100kHZから左右に差が出ているのは、入力トランスの特性でしょ
E5. 引き続き24時間エージング
S. DENON PRA−2000ZR の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオプリアンプ=PRA−2000ZR
イコライザーアンプ部(PHONO IN〜REC OUT)
入力感度/インピーダンス PHONO-1 MC:0.1mV/40Ω
PHONO-2 MC:0.12mV/100Ω
PHONO-3 MM:2.5mV/47kΩ
最大許容入力 PHONO-1 MC:20mV/1kHz
PHONO-2 MC:24mV /1kHz
PHONO-3 MM:500mV/1kHz
最大出力/定格出力 30V/150mV
全高調波ひずみ率 0.001%以下 1kHz 20V出力時(PHONO-1)...注=REC OUTが10Vにはなりません!
0.0015%以下 20Hz〜20kHz 3V出力時(PHONO-2&3)...注=REC OUTが3Vにはなりません!
RIAA偏差 PHONO-1 MC=20Hz〜100kHz ±0.2dB
PHONO-2 MC=20Hz〜100kHz ±0.2dB
PHONO-3 MM=10Hz〜100kHz ±0.2dB
SN比 PHONO-1 MC=80dB(入力0.25mV時、Aカーブ・ウェイティング)
PHONO-2 MC=75dB(入力0.25mV時、Aカーブ・ウェイティング)
PHONO-3 MM=90dB(Aカーブ・ウェイティング)
セパレーション 20Hz, 1kHz, 80dB以上. 20kHz, 70dB以上
ハイレベルアンプ部(AUX IN〜PRE OUT)
入力感度/インピーダンス TUNER、CD,DAD/AUX、TAPE(PB-1&2)=150mV/47kΩ
最大出力/定格出力 12V/1.0V
全高調波ひずみ率 0.0015%以下 20Hz〜20kHz、4V出力時
周波数特性 1Hz〜300kHz +0/-3dB
10Hz〜100kHz +0/-0.3dB
SN比 105dB(Aカーブ・ウェイティング)
セパレーション 20Hz:100dB、1kHz:75dB、20kHz:65dB
ゲイン 16.5dB
ミューティング -20dB(LED点灯指示)
プリアウトオフ -∞dB(LED点滅指示)
フィルター HIGH:7kHz、6dB/oct LOW(サブソニック):16Hz、6dB/oct
トーンコントロ−ル TREBLE:±8dB/10kHz BASS:±8dB/100Hz
消費電力 63W(電気用品取締法による)
外形寸法 W462×H145×D385mm(つまみ類、足の高さ含む)/10.6kg
重量 10.6kg
付属品 低容量接続コード1本、保証書
価格 250,000円、1984年2月
                       pra200325
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
  Copyright(C) 2019 Amp Repair Studio All right reserved.