HMA−9500. 13台目修理(備品)
平成16年8月24日購入   平成17年5月20日販売 
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    よって、AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません
    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
  • A. 修理前の状況
       定格が異なるのを忘れ、9500mkUの電源トランスの部品取りに購入しました
       プロテクトが働き、出力せずのジャンク品を送料込みで7万円弱で購入
       修理履歴が無く、使用時間も少ない
      F ETも元気です

  • B. 原因
       フューズ抵抗断線

  • C. 修理状況
      SP接続リレー交換。
      初段FET(電界トランジスター)。
      SP接続端子交換
      バイアス/バランスVR交換。
      電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
      プリント基板補修。
      フューズ入抵抗交換。
      入力RCA端子交換
      配線手直し、補強。
      各部ハンダ補正。
      電源コード交換

  • D. 使用部品
      初段FET(電界効果トランジスター) 2個。
      SP接続リレー              2個。
      電解コンデンサー            8個。
      バイアス/バランス半固定VR    4個。
      フューズ入り抵抗           20個。
      抵抗                    6個。
      RCA端子                2個。
      フイルムコンデンサー        6個。
      WBT−0702       2組。
      WBT−0201       1組。
     
  • E. 調整・測定

  • F. 修理費   98,000円   販売価格170,000円

  • S. HITACHI Lo−D HMA−9500 の仕様(マニアルより)
A. 修理前の状況
A1. 点検中 下から見る
C. 修理状況
C1A. 修理前 Rドライブ基板(写真紛失につき、参考写真)
C1B. 修理後 Rドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
           フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C1C. 修理前 Rドライブ基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 Rドライブ基板裏 半田を全部やり直す
C1E.完成Rドライブ基板裏 洗浄後
C2A. 修理前 Lドライブ基板
C2B. 修理後 Lドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
           フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C2C. 修理前 Lドライブ基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 Lドライブ基板裏 半田を全部やり直す
C2E.完成Lドライブ基板裏 洗浄後
C3A. 修理前 電源基盤
C3B. 修理後 電源基盤 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個交換
           フイルムコンデンサー4個追加、ジャンパー線も半田を浸み込ませる
C3C. 修理前 電源基盤裏
C3D. 修理(半田補正)後 電源基盤裏 半田を全部やり直す
C3E. 完成電源基盤裏 洗浄後
C3F. 発振で基板の銅伯が熱を帯び、解けた跡が残るが形跡が無い絶縁シート
C4A. 修理前 入力RCA端子
C4B. 修理後 入力RCA端子  WBT−0201 使用。
C4C. 修理前 入力RCA端子基盤
C4D. 修理前 入力RCA端子基盤裏
C4E.完成RCA端子裏 洗浄後
C51. 修理前 R側SP接続端子
C52. 修理後 R側SP接続端子 WBT−0702 使用
C53. 修理前 L側SP接続端子
C54. 修理後 L側SP接続端子 WBT−0702 使用
C55. 修理後 SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                         理由はこちら参照
C6A. 修理後 R終段FET(電界効果トランジスター) 新品のデット・ストック品に交換
C6B. 修理前 L終段FET(電界効果トランジスター) 新品のデット・ストック品に交換
C7A. 修理前 電源コード
C7B. 修理後 電源コード
C8A. ラッピングも念の為、ハンダを流し込む
                   20年も経るとハンダも大変、温調はんだこてを導入すると楽です下記参考
C8B. ラッピングも念の為、ハンダを流し込む
C9. 交換した部品
CAA. 修理前 下から見る
CAB. 修理後 下から見る
CB. 修理後 綺麗なお尻です
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
E2A. R側SP出力=31V=120W出力 0.02%歪み 1000HZ
           右=上=赤指針、左=下=黒指針、右下オシロ=入力波形   
E2B. R側SP出力=31V=120W出力 0.02%歪み 400HZ
E2C. L側SP出力=31V=120W出力 0.02%歪み 1000HZ
          右=上=赤指針、左=下=黒指針、右下オシロ=入力波形
E2D. L側SP出力=31V=120W出力 0.02%歪み 400HZ
E4.  24時間エージング 近々、新しいご主人に嫁ぎます
                       ha9500-16
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