HMA−9500mkU. 28台目 修理記録
平成17年11月10日持込    12月27日完成 
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません

    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • プロテクトが動作したまま、回復せず。(プリアンプからの入力過大)

B. 原因
  • ヒューズ抵抗焼損、モジュール焼損、前段TR(トランジスター)焼損。
C. 修理状況
  • SP接続リレー交換。
    初段FET(電界効果トランジスター)交換。
    RLバイアス/バランスVR交換。
    モジュール修理。
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    SP接続端子交換
    RCA端子交換

D. 使用部品
  • SP接続リレー交換           2個。
    初段FET                 2個。
    バイアス/バランス半固定VR    6個。
    フューズ入り抵抗           30個。
    モジュール修理             2個。
    電解コンデンサー           31個。
    WBT−0702 2組(定価で工賃込み)。
    WBT−0201 1組(定価で工賃込み)。
    フイルムコンデンサー         4個。

E. 調整・測定

F. 修理費  131,000円

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)
A. 修理前の状況
A1. 点検中 下から見る
A2A. 点検中 電源基盤 熱で基板がひょり電解コンデンサーが底板に当たった跡
A2B. 点検中 電源基盤 熱で基板がひょり電解コンデンサーが底板に当たった跡2
A3A. 点検中 R側ドライブ基板 熱で電解コンデンサーのビニールが大分後退している
A3B. 点検中 L側ドライブ基板 熱で電解コンデンサーのビニールが大分後退している
A4A. 点検中 R側ドライブ基板裏 埃がコビリ付いている 基板番号・記号の所は拭いてある
A4B. 点検中 L側ドライブ基板裏 埃がコビリ付いている 基板番号・記号の所は拭いてある
A5A. 点検中 R側放熱器(Heat sink)裏 埃が固着(コビリ付いている)している
A5B. 点検中 L側放熱器(Heat sink)裏 埃が固着(コビリ付いている)している
C. 修理状況
C1A. 修理前 R側ドライブ基板
C1B. 修理後 R側ドライブ基板 初段FET、バランス・バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                      フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C1C. 修理前 R側ドライブ基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C1E. 修理中 R側ドライブ基板裏 余分なフラックスを取る
C1F. 完成R側ドライブ基板裏  洗浄後
C2A. 修理前 L側ドライブ基板
C2B. 修理後 L側ドライブ基板 初段FET、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                     フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C2C. 修理前 L側ドライブ基板裏
C2C1. 修理中 L側ドライブ基板裏 交換する電解コンデンサーの足のピッチが異なるので穴あけする
C2D. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C2E. 修理中 L側ドライブ基板裏 余分なフラックスを取る
C2F. 完成L側ドライブ基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C3A. 修理前 電源基盤
C3B. 修理後 電源基盤 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個交換、輪ゴムは接着材が固まるまで使用
C3C. 修理前 電源基盤裏
C3C1. 修理中 電源基盤裏、ハンダ不良ケ所
C3D. 修理(半田補正)後 電源基盤裏 半田を全部やり直す
C3E. 修理中 電源基盤裏 余分なフラックスを取る
C3F. 完成電源基盤裏  洗浄後防湿材を塗る
C3G. 修理中 絶縁シート
C41. 修理前 R側SP端子
C42. 修理前 L側SP端子
C43. 修理中 R側SP端子の穴空作業
C44. 修理中 L側SP端子の穴空作業
C45. 修理後 R側SP端子WBT−0702 使用。
C46. 修理後 L側SP端子WBT−0702使用。
C47. 修理後 R側SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                  理由はこちら参照
C48. 修理後 R側SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                  理由はこちら参照
C5A. 修理前 RCA入力端子
C5B. 修理後 RCA入力端子 WBT−0201 使用。
C5C. 修理前 RCA端子基板
C5D. 修理前 RCA端子基板裏
C5E. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏  半田を全部やり直す
                   フイルムコンデンサー2個交換、2個増設
C5F. 完成RCA端子基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C6A. 修理前 R側終段FET(電界トランジスター)
C6B. 修理後 R側終段FET
C6C. 修理前 L側終段FET(電界トランジスター)
C6D. 修理後 L側終段FET
C6E. 修理前 R側放熱器裏、 埃が固着(コビリ付いている)している
C6F.清掃後 R側放熱器裏
C6G. 修理前 L側放熱器裏  埃が固着(コビリ付いている)している
C6H.清掃後 L側放熱器裏
C7A. 修理前 RLモジュール、左右のバージョンが異なる
C7B. 修理後 RLモジュール TR(トランジスター)はマジックを塗って有ります
C8A. 修理前 R−AMP基盤へのラッピング線
C8B. 修理後 R−AMP基盤へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C8C. 修理前 L−AMP基盤へのラッピング線
C8D. 修理後 L−AMP基盤へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C8E. 修理前 R−AMP基盤−電源基板へのラッピング線
C8F. 修理後 R−AMP基盤−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C8G. 修理前 L−AMP基盤−電源基板
C8H. 修理後 L−AMP基盤−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C9A. 交換した部品
CAA. 修理前 下から見る
CAB. 修理後 下から見る
CAC. 修理後 後ろから見る
CAD. 修理後 後ろからWBTの端子郡を見る
            長年お世話に成ったAMP、この位の「ご褒美」は付けて上げても良いのでは?
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
    <見方>
     下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下中右=周波数計
     上中左=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
     上中右=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右端=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E2A. R側、31V=128W出力 0.01%歪み 1000HZ
E2B. R側、31V=128W出力 0.01%歪み 400HZ
E2C. L側、31V=128W出力 0.02%歪み 1000HZ
E2D. L側、31V=128W出力 0.02%歪み 400HZ
E3. 完成  24時間エージング
                       9500mkr1y
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2013 Amp Repair Studio All right reserved.