Sharp SM−SX100. 2台目修理記録
2018/4/29到着    5/15完成
注意
    シャーシにSP出力の線(アース側も)を接続してはいけません。
    左右SP出力のアース側も接続(共通にする)してもいけません。
A. 修理前の状況
  • 先日オークションでSM−SX100を購入したのですが当初より出力が不安定でしたがついに片方から音が出ないようになってしまいました。
    他ボリュームゼロにしても片方から音が出ます。
  • シャープにて2.8Mhz→5.6MhzのVerUP器。

B. 原因
  • 電源回路故障。
    制御回路故障。


C. 修理状況
  • 通常修理なので、非公開です。


E. 調整・測定

F. 修理費   90,000円   通常修理ですが特別にHP製作。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. Sharp SM−SX100 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A27. 点検中 下から見る。 シャープの改造指示表示、サンプリング周波数を約2.8MHzから5.6MHzにUP。
A31. 点検中 横パネルと上下蓋を取り、上から見る
A32. 点検中 横パネルと上下蓋を取り、下から見る。 メインVRツマミと下足は修理用です。
A33. 点検中 4連メインVR。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C0. 修理中 主要基板を取り去ったシャーシ。
C11. 修理中 メインAMP部(1ビットAMP含)。
C12. 修理中 メインAMP(1ビットAMP含)基板。
C13. 修理中 メインAMP(1ビットAMP含)基板裏。
C21. 修理中 電源部(AC−DCコンバーター、DC−DCコンバーター)
C22. 修理中 電源部(AC−DCコンバーター、DC−DCコンバーター)、放熱器取る。
C23. 修理中 AC−DCコンバーター基板
C24. 修理中 AC−DCコンバーター基板裏
C25. 修理中 DC−DCコンバーター基板
C26. 修理中 DC−DCコンバーター基板裏
C27. 修理中 出力フイルター基板。
C28. 修理中 出力フイルター基板裏。
C31. 修理中 メイン基板。
C32. 修理中 メイン基板1。
C33. 修理中 メイン基板2。
C34. 修理中 メイン基板裏。
C35. 修理中 メイン基板1裏。
C36. 修理中 メイン基板2裏。
C41. 修理中 デジタル入力基板。
C42. 修理中 デジタル入力基板裏。
C51. 修理中 AC電源フイルター基板、SP出力接続リレー基板。
C61. 修理中 入力端子裏基板。
C71. 修理中 増設された外部クロック水晶発振器。
C81. 修理中 増設された外部クロック水晶発振器のアース。 ラグ端子
C82. 修理後 増設された外部クロック水晶発振器のアース。 ラグ端子を使用する。
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
入出力点検確認。
ライン1のアナログ入力、ライン2のバランス入力 、ライン出力点検確認済み。
デジタルNo1のST入力、デジタルNo2のBNCケーブル入力、デジタルNo3のRCAケーブル入力点検確認済み。
デジタルNo4の光ケーブル入力、デジタルNo5のSACD/1ビット入力(RCA入力)点検確認済み。
80kHz前後にクロック漏れが200mVPP(10mVrms)位あり、80kHzのローパスフイルターを挿入して測定。
仕様では、0.05%(1kHz、1W出力時)
E1. 50Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0275%歪み。
              L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0316%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E2. 500Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0653歪み。
               L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0850%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E3. 1kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0654歪み。
             L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.0749%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E4. 完成 引き続き24時間エージング。 左は Musical Fidelity A−1. 17台目 
Y. ユーザー宅の設置状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況.
S. Sharp SM−SX100 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 1ビットアンプ SM−SX100
定格出力(1kHz) 100W+100W(8Ω)
周波数特性 5Hz〜100kHz +1 -3dB
全高調波歪率 0.05%(1kHz、1W出力時)
ダイナミックレンジ 105dB
サンプリング周波数 約2.8MHz(64fs、fs=44.1kHz)
A/Dノイズシェーピング 7次刄ー変調ノイズシェーピング
入力端子 ST光デジタル入力=1系統
BNC同軸デジタル入力=1系統
RCA同軸デジタル入力=1系統
角型光デジタル入力=1系統
RCAアナログ入力=2系統
XLRアナログ・バランス入力=1系統
出力端子 角型光デジタル出力=1系統
RCAアナログ出力=1系統
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 130W
最大外形寸法 幅472×高さ89×奥行462mm(つまみ・突起部含む)
重量 約18.5kg
価格 ※受注生産品 \1,000,000税抜価格 (1999年8月発売)
SM-SX100 -G(ピーコックグリーン)
SM-SX100 -A(カクテルブルー)
SM-SX100 -T(チタンシルバー)
1999 GOOD DESIGN AWARD受賞「商品デザイン部門」
Sharp SM−SX100 サービスマニアルよりのSP出力ノイズ特性。
                    smsx100_38
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