HMA−9500mkU. 6台目再修理記録
前回(平成14年7月)はこちら    平成24年8月15日到着    8月20日完成
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません

    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • プロテクト解除しない。


B. 原因
  • プロテクト解除しない。

C. 修理状況
D. 使用部品
  • 電解コンデンサー                        31個 。
    フイルムコンデンサー                       4個。
    WBT SP端子 WBT−0702PL             2組(定価で工賃込み)。
    WBT RCA端子 WBT−0201              1組(定価で工賃込み)
    電源コード(3.5スケア)                       2m
    3Pプラグ(Panasonic WF−5018)             1個

E. 調整・測定

F. 修理費     100,600円

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)
A. 修理前の状況
A11. 点検中 電解コンデンサー・カバー取り付けビス(後)が無い!
           シャシがキズ付いていないのと、ネジ山の塗装が取れて以内ので、製造時から?
A12. 点検中 電解コンデンサー・カバー取り付けビス(前)が無い!
           シャシがキズ付いていないのと、ネジ山の塗装が取れて以内ので、製造時から?
A21. 点検中 電解トランス取り付けビス(前)が無い!
           シャシがキズ付いていないのと、ネジ山の塗装が取れて以内ので、製造時から?
A31. 点検中 使用する電源コードプラグ(Panasonic WF−5018)
A32. 点検中 使用する電源コードプラグ(Panasonic WF−5018)
A33. 点検中 交換する電源コード(3.5スケア)、 PSE合格品なので被服が分厚い!
A34. 点検中 交換する電源コード、 PSE合格品なので被服が分厚い!
C. 修理状況
C11. 修理前 R側ドライブ基板
C12. 修理後 R側ドライブ基板、 電解コンデンサー11個交換
C13. 修理前 R側ドライブ基板裏
C14. 完成R側ドライブ基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 L側ドライブ基板
C22. 修理後 L側ドライブ基板、 電解コンデンサー11個交換
C23. 修理前 L側ドライブ基板裏
C24. 完成L側ドライブ基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C51. 修理前 電源基板。
C52. 修理中 電源基板、電解コンデンサー固定用の接着材が取り除かれていない、当時は溶媒にトルエンが使用されており、銅を腐食する。
C53. 修理中 電源基板、電解コンデンサー固定用の接着材を取り除いた所。
C54. 修理後 電源基板 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個、 整流ダイオード10個交換。
                  輪ゴムは接着材が硬化するまで固定する。
C55. 修理前 電源基板裏
C56. 修理(半田補正)後 電源基板裏 半田を全部やり直す。 パスコン足絶縁チューブは2重にする(透明色なので解りにくい)。
C57. 完成電源基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C58. 修理中 絶縁シート。
C61. 修理前 RCA端子
C62. 修理中 RCA端子取り付け穴。
C63. 修理後 RCA端子 WBT RCA端子 WBT−0201
C64. 修理前 入力RCA端子裏
C65. 修理前 入力RCA端子基板
C66. 修理前 入力RCA端子基板裏
C67. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏  半田を全部やり直す
                   フイルムコンデンサー2個交換+2個増設
C68. 完成RCA端子裏 洗浄後防湿材を塗る
C71. 修理前 R−SP端子
C72. 修理中  R−SP接続端子穴加工後
C73. 修理(交換)後 R−SP端子、 WBT SP端子 WBT−0702PL
C74. 修理後 R−SP端子裏配線、WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした。  <<理由はこちら参照>>
C81. 修理前 L−SP端子
C82. 修理中 L−SP接続端子穴加工
C83. 修理(交換)後 L−SP端子、 WBT SP端子 WBT−0702PL
C84. 修理後 R−SP端子裏配線、WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした。  <<理由はこちら参照>>
C91. 修理前 電源ケーブル取り付け部
C92. 修理中 電源ケーブル取り付け部穴加工後
C93. 修理後 電源ケーブル取り付け部
C94. 修理後 電源ケーブル取り付け内部
C95. 修理中 電源ケーブル端末処理。
C96. 修理後 ラグ端子に電源ケーブル取り付。
CA1. 修理前 R側ドライブ基板へのラッピング線
           写真 紛失
CA2. 修理後 R側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA3. 修理前 L側ドライブ基板へのラッピング線
           写真 紛失
CA4. 修理後 L側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA5. 修理前 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線
CA6. 修理後 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA7. 修理前 L側ドライブ基板−電源基板
CA8. 修理後 L側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA9. 修理(塗装)中 炎天下にさらし、焼き付ける。 ネジやツマミは熱容量が大きいが、黒紙のお陰で、温度が上がる。
CB1. 交換した部品
CD1. 修理前 下から見る
CD2. 修理後 下から見る
CD3. 完成 綺麗なお尻で帰ります
E. 測定・調整
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0055%歪み。
              L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0049%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0061%歪み。
               L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0045%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.010%歪み。
               L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.006%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24.  1kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.013%歪み。
               L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.007%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.026%歪み。
              L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.013%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.028%歪み。
               L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.013%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 50kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0063%歪み。
               L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0063%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=400kHz。
E28. 100kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.035%歪み。
                L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.037%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=400kHz。
E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。
E4. 完成  24時間エージング。  右は「YAMAHA B−1(UC-1付). 7台目
                 9500mk63n
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。 Copyright(C) 2013 Amp Repair Studio All right reserved.